こばんばこ読んだ本とか漫画とか

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2010年9月の読書(活字) 11:04
小葉の本棚
2010年09月
アイテム数:20
シンセミア〈1〉 (朝日文庫)
シンセミア〈2〉 (朝日文庫)
シンセミア〈3〉 (朝日文庫)
シンセミア〈4〉 (朝日文庫)
土曜日は灰色の馬
原稿零枚日記
シューマンの指 (100周年書き下ろし)
福永武彦   新潮日本文学アルバム〈50〉
双調平家物語7 - 保元の巻 (中公文庫)
絹と明察 (新潮文庫)
蒼林堂古書店へようこそ (徳間文庫)
空想オルガン
竜が最後に帰る場所
おおきな木
おおきな木
さくらの丘で
鏡の偽乙女 ─薄紅雪華紋様─
ロシアは今日も荒れ模様
双調平家物語8 - 保元の巻(承前) 平治の巻I (中公文庫)
マリアビートル

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期間 : 2010年09月
読了数 : 20 冊
マリアビートル
伊坂 幸太郎 / 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010-09-23)
★★★★★ 読了日:2010年9月29日
現代版必殺仕事人!
(といっても、必殺シリーズ見てなかったんですが) 
東北新幹線に乗り合わせた殺し屋たち。
テンポ良いストーリーと会話。
憎めない殺し屋たちよりも怖いのは、「どうして人を殺してはいけないの?」と問う中学生。
ルワンダの虐殺。トーマスと仲間たち。タンポポの考察。

「グラスホッパー」はやや苦手な作品だったので、その続編ということで心配だったけれど、これは楽しめた。
内容をほぼ忘れてしまっている「グラスホッパー」を読み返してみよう。
双調平家物語8 - 保元の巻(承前) 平治の巻I
橋本 治 / 中央公論新社 (2009-11-24)
★★★★☆ 読了日:2010年9月27日
鳥羽院没後の世の乱れ:保元の乱。
後白河帝と崇徳院。摂関家の父子兄弟の確執。
仕える者によって、同族で戦わざるを得ない武士たち。
悪左府:頼長も最期は哀れだった。
摂関家の凋落。ほくそ笑む信西。

やっと半分。
戦になると、物語が動いてちょっとおもしろくなってきたなと思ってしまう、人間の性。
ロシアは今日も荒れ模様
米原 万里 / 日本経済新聞社 (1998-02)
★★★★☆ 読了日:2010年9月26日
ソ連崩壊前後からロシアになってから数年間の1990年〜97年に書かれたロシア関連のエッセイ。
ロシア人、酒飲み過ぎ。懐かしいなぁ、ゴルビーにエリツィン。
でもロシアって知らないことばかり(他の国のことも知らないわけだけど)。
この本が出版されてから10年以上経つわけだけど、ロシアはどう変わったんだろう?
米原さんによるプーチンやメドベージェフの人物評も読みたかったな。
今のロシアや日本を彼女はどう評するかな。
鏡の偽乙女 ─薄紅雪華紋様─
朱川 湊人 / 集英社 (2010-08-26)
★★★★☆ 読了日:2010年9月24日
大正時代の東京を舞台にした5つの連作短編。
絵描きを目指して家を出た風波と不思議な趣きの雪華。
彼らが出会う死者たち。みれいじゃ。 

大正レトロなこの雰囲気は好き。表題作が一番好き。
漱石や啄木がちらっと出てくるのもいいですね。
いろいろ謎を残しているので、続編があるのかな?

これを原作に漫画化したいって漫画家さんいそう。

「墓場の傘」「鏡の偽乙女」「畸談みれいじゃ」「壺中の稲妻」「夜の夢こそまこと」


※「みれいじゃ」って、湯本香樹実さんの「岸辺の旅」の設定と似てる。
さくらの丘で
小路 幸也 / 祥伝社 (2010-08-31)
★★★☆☆ 読了日:2010年9月23日
古い桜の木のある丘に建つ西洋館。
戦後間もない頃と現代。若き日の祖母たちと3人の孫娘。
館に秘められた過去は?
村の雰囲気や行き来する時間といった舞台設定は結構好みなのですが、ちょっと中途半端な印象。
二十歳を過ぎている孫娘たちがまるで少女だし、全体的な印象も児童書っぽい。
おおきな木
シェル・シルヴァスタイン , Shel Silverstein / あすなろ書房 (2010-09-02)
★★★★☆ 読了日:2010年9月22日
村上春樹訳。
大好きな絵本。
でも私には、最初の出会いの本田錦一郎訳の方がしっくりきます。
「翻訳者が物故され、出版社が継続して出版を続けることができなくなったという事情」での新訳だったようです。

短い言葉だからこそ、旧訳とは違うものにするの、大変だったろうなと思います。

で、ニッキーって誰?
村上訳には扉に「ニッキーに」とありますが、本田訳にはそれがありません。
原文にはあるのかな?
本田錦一郎(きんいちろう)→錦(にしき)→ニッキー
・・・なんてことはないよね。

<追記>
amazonのなか見!検索で、原典に「For Nicky」を確認。
「錦一郎→錦→ニッキー」ではないことが判明。
でも面白い(かなり無理矢理なこじつけだけど)偶然。
おおきな木
シェル・シルヴァスタイン / 篠崎書林 (1976-01)
★★★★★ 読了日:2010年9月22日
本田錦一郎訳。
村上春樹訳との読み比べで再読。
やはりこちらが好き。短いそっけない言葉。
ちびっこ。 きは うれしかった。

こんなの読み聞かせとかしたら、自分が泣いちゃう。

カバーのシルヴァスタインの写真もインパクト強し。

初めて読んだのは大学生の時。それから30年。
きっと、今はあの頃より「き」の気持ちがわかる。
竜が最後に帰る場所
恒川 光太郎 / 講談社 (2010-09-17)
★★★★☆ 読了日:2010年9月21日
短編集。「変容」という言葉を思い浮かべた。
つながりのない5編だけど、小さな瓶に始まって、だんだん世界が大きくなっていく感じ。
それぞれに不思議な世界。
最終話「ゴロンド」は童話のよう。

「風を放つ」「迷走のオルネラ」「夜行の冬」「鸚鵡幻想曲」「ゴロンド」
空想オルガン
初野 晴 / 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010-09-01)
★★★★☆ 読了日:2010年9月20日
シリーズ第3弾。今回も4話。
迷い犬、物件探し、ギャルバン、オルガンリサイタルに絡んだ謎。
渡邉という謎めいた男が登場。草壁先生と因縁がありそう。(予想される因縁が合っているかどうかは次で明かされるのかな?)
演奏シーンはほとんどないのだけれど、コンクール関連の描写(楽器の運搬とか演奏前後の空気とか成績発表とか)に、きゅんとなります。

この巻ではチカたちは3年?と思ったけれど、主要メンバーはまだ2年生でした。もうしばらく清水南高吹奏楽部を見守ることができそうです。
蒼林堂古書店へようこそ
乾 くるみ / 徳間書店 (2010-05-07)
★★★★☆ 読了日:2010年9月20日
ミステリ専門の蒼林堂古書店。常連客3人(のちに4人)とマスターが、古今東西のミステリ小説に絡めつつ、身の回りのちょっとした謎を解いていく連作短編。
各話ごとにマスターのミステリ案内がある。
私は現代邦人作家の日常の謎系のミステリしか読んでいないけれど、知っている作品が出てくるとやはり嬉しい。
百人一首はとりあえず知っているのでそれが出てきたのも嬉しい。
最後の一文ににやりとさせられました。

性別を明らかにしていない作家についての言及があったけれど、乾さんのペンネームのもそれが意図なのかしら?
絹と明察 (新潮文庫)
三島 由紀夫 / 新潮社 (1987-09)
★★★☆☆ 読了日:2010年9月17日
戦後の近江絹糸の労働争議を題材にしたもの。
社員は自分の息子娘だというような考えは、流石に現代の日本にはないだろうと思うけれど、駒沢のようなおじさんはどこにでもいそう。
自分ルールに凝り固まって、決して自分の非を認めようとしない人。
事実を自分の都合のいいように脳内改変する人。
こうやって書いてると、プチ駒沢が世間に溢れている気がしてきました。
私自身の中にも独善的なところがあると思うもの。

描写がとても映像的で、そのままTVドラマにでもなりそう。
天守閣のシーンとか、弘子が花を渡すシーンとか。
先日読んだ恩田陸さんのエッセイに「三島の小説は、舞台の上で演じられる芝居なのだ」とあったけれど、なるほどなぁと思いながら読みました。

某読書会課題本。
双調平家物語7 - 保元の巻
橋本 治 / 中央公論新社 (2009-10-24)
★★★☆☆ 読了日:2010年9月14日
白河帝亡き後の鳥羽、崇徳、近衛・・存在感今ひとつ。
摂関家をはじめとする藤原の一族の思惑。
娘を捧げたり婿を取るだけでなく、養女に猶子と複雑な系図が描き出される。
低い身分の生まれの者も「寵」を受けることにより成り上がる。

男寵の巻とも言えそうな巻。えっと「保元の巻」ね・・・ホ・ゲ・・。
本・雑誌
新潮社 (1994-12)
★★★★☆ 読了日:2010年9月12日
「アルバム」と銘打っているだけあって、写真がたくさんで嬉しい。
夏樹3歳の写真が可愛い。

福永の小説は読んでいるのに、ほとんど内容は忘れてしまって、ぼんやりとした雰囲気を憶えているだけ。読み返したい気持ちになる。(でもなかなか実行には移せそうにない)

「月刊 新潮」の「福永武彦戦後日記」に触発されて、積んでいたままの本書を読む。
シューマンの指
奥泉 光 / 講談社 (2010-07-23)
★★★★★ 読了日:2010年9月11日
今年2010年はシューマン生誕200年。
シューマンの楽曲や生涯を知っているとより面白く読めるんだろうなぁ。
私が知っているのはせいぜいトロイメライぐらいですが、その曲について書かれている箇所は、一層興味深く読めたもの。
またシューマンの人生を登場人物たちがなぞっているかのような箇所もあって。
しかしシューマンを知らなくとも、大いに楽しみ驚ける内容でした。最後のページを読み終えるとともにいくつかのシーンを確認せずにはいられない。そして自分の頭の中で再構築。

「死」と「狂気」が隠れている物語。
原稿零枚日記
小川 洋子 / 集英社 (2010-08-05)
★★★★☆ 読了日:2010年9月10日
作家の日記というスタイルの小説。
日常と妄想が地続きになっているような。あるいはこの世界と少しだけ違う別の世界の話のような。あるいは「作家:小川洋子」が見ている世界とはこういうものなのだろうかと思わせるような。 

小川さんの「物語の役割」を読んでいたので、盗作についての日記が、あぁこういうことかと納得できた気がする。
※「ストーリーは作家が考えるものではなくて、実はすでにあって、それを逃さないようにキャッチするのが作家の役目である」・・・『物語の役割』の中にあった言葉。

ドウケツエビって実在するんですね(ウィキペディアで確認)。
いやはやどこまで現実でどこからが非現実か・・・。
土曜日は灰色の馬
恩田 陸 / 晶文社 (2010-08-07)
★★★☆☆ 読了日:2010年9月8日
本や映画関連のエッセイをまとめたもの。
恩田さん、たくさん読んで観ているなぁ。
やはり読んだことのある本や漫画についての内容の方が楽しい。「盗まれた町」「薮の中」「リア王」のところは面白かった。
しかし読んでない本の方が多く、彼女の文章を読んで読んでみようかなと思ったのはあまり多くない。佐藤優と「清水義範パスティーシュ100」が気になった。

「内田百蠅呂いに『ちゃんと終わらないか』に労力を払っている作家である」って言葉に、それってご自身のことでは…と思ってしまった。
シンセミア(4)
阿部 和重 / 朝日新聞社 (2006-11)
★★★★★ 読了日:2010年9月7日
(1~4まとめての感想)可憐な少女の写真を使用した幻想的な美しい表紙とは対極のような内容。田舎の人は純朴とか気のいいパン屋さんとか正義感あふれるお巡りさん…なんて幻想をこれでもかと打ち砕いてくれます。
2000年の夏に「神町」で起こった一連の事件と過去の出来事。
盗撮、麻薬、暴力、ロリコン・・・読むのが嫌になるような描写の数々。不快感しか抱くことができない登場人物たち。
陰惨で凄惨。誰しもが破滅に向かっているような話なのに、読み終えたとき、なぜか爽快感がありました。

この話って、実在の地名が出てくるのですが、地元の人にはどのように受け止められているんだろう?
シンセミア(3)
阿部 和重 / 朝日新聞社 (2006-11)
読了日:2010年9月6日
シンセミア(2)
阿部 和重 / 朝日新聞社 (2006-10)
読了日:2010年9月4日
シンセミア〈1〉 (朝日文庫)
阿部 和重 / 朝日新聞社 (2006-10)
読了日:2010年9月3日
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